注意>この小説は「SHUFFLE!」の本編のややネタばれを含みます。
    しかし基本的にはオリジナルストーリーです。
    そのあたりに注意してお読みください・・・・・。




彼が与えてくれたモノ・・・
                  written by 龍馬&お龍


私には何も無かった・・・。

私だけのモノなんて何も無かった。

名前も・・・そして私の居場所さえも・・・・・。

私に無いものはすべて姉が・・・シアが持っていた。

だからといってシアを恨んだことなんて無い・・・。

ただ羨ましかった。

家族や友達に囲まれて幸せそうな笑顔を見せるシアが・・・。

同時に怖かった・・・シアもいつか、私を忘れてしまうのではないか?私に語り掛けてくれなくなるのではないか?
そんな不安があった・・・。

私は「裏シア」だから・・・私は表に出てはいけない存在だから・・・・・。

私には姉さえ・・・シアさえ居てくれればいい・・・
そう思っていた・・・。

彼と・・・土見 稟と出会うまでは・・・。

私が表に出て、シアが眠ってしまった日・・・・・。

あの日、私だけのモノができた・・・。
彼が私に与えてくれた私だけのモノ・・・私の名前・・・

「キキョウ」

彼がくれた大切な・・・大切な名前・・・。

これからはシアと稟
3人で一緒に歩んでいく…

稟が私に与えてくれた大切な名前と共に…

(Fin)
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<後書き>
−龍馬−
小説第二作目です。今回はキキョウの一人語りでした。
少しネタばれ?がまじってます・・・。
すこしシリアス気味にしたんですが、うまく表現できているでしょうか?

このような小説は他の人とネタがかぶってしまいそうで心配です・・・(汗)
まだまだ精進できてない部分があると思うんで、これからも頑張りたいッス!

−お龍−
前作に比べると、大分まともにできたと思っています(笑)
少し中途半端な気がしますが・・・。
今回も原案=私、文章=龍ちゃんで構成しています。

これからも頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願いします!!!
それではまた次回作で会いましょう!






 
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