ありがとうの言葉をあなたに・・・
written by 龍馬
あなたと時間を共有できることが幸せだった。
8年前の出会いからずっと望んでいたこと・・・。
だけど同時に胸の奥に痛みを覚えた。
あなたと触れ合うたびに、
その痛みは日々増していった。
あなたとの大切な思い出ができるたびに、
わたしは決意が揺らいでいく。
これで最後・・・これで最後だから・・・・・
何度繰り返してきただろう?
あなたと過ごした思い出が増えるたびに、
わたしは『眠る』ことを躊躇ってしまう・・・。
だけど、もう本当でこれが最後だ。
これを最後に、
わたしは眠りにつき、
今度は『妹』が幸せになる番だ。
今までその存在すら認められなかった私の妹。
本当なら、わたしと一緒に生まれてくるはずだった娘。
だから、
これであなたと過ごした日々は終わりを迎える・・・。
だから、
最後にこれだけは言い残しておきたい。
稟くん。
今まで本当にありがとう・・・。
これでわたしは消えるけど、
今度は『妹』を幸せにしてあげてください・・・。
本当にありがとう。
稟くんと過ごした大切な時間は、
絶対に忘れないから・・・・・。
(Fin)
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<後書き>
−龍馬−
小説第7作目です。
ゲーム中盤のシアの思いという感じで書いてみたんですが、如何でしょうか?
俺的には、いまいちうまく書けなかったと反省しております。
もう少しうまく感情を表現できたらなあ・・・。
ということでまだまだ精進します。
このような駄文をお読みくださった皆さん。
本当にありがとうございました。
それでは次回作で会いましょう!