それは舞い散る桜のように俺の運命は決まっていた

MIDNIGHT それは舞い散る桜のように編
第六話 遠征者

俺は桜井 舞人 ニヒルでナイスガイだ
実家のそばの峠
笹原峠にきてる
ここは俺の遊び場だからな

おっ見慣れない車だな

視線遠征者
『(無線)なあ、聖 なんで今日はシビックにしたんだ?
普段はスカイラインなのに』
俺は高橋隼人 ロンリードライバーだ
相棒は藤井聖 シビックSiR-2 EGのミラノレッドに乗っている
俺はいつものようにスカイラインGTs−4だ(32)

北のほうに遊びにきたついででこの峠にきた

視線ニヒルガイさん
川崎ナンバー?
神奈川県からかひまなやつもいたもんだな
一台はシビックもう一台はスカイライン?
和人んとこの椿ちゃんのににているな
確かFRだっけな
なら俺のが勝つかな

俺はそのスカイラインの背後に並び
追尾した
途中の駐車場にて話をすることにした

駐車場

「よう、追跡してきたスープラのドライバー」
ばれてたようだ
SKYLINEのロゴがかかれているTシャツ(一応今は夏)
をきている男 スカイラインのドライバーが話をしてきた
「バトルの申し込みか?」
スカイラインのドライバーはズバット聞いてきた
「ああ、勝負方法はラインからのスタート 内容は任せる」
男はふむと納得すると
「なら、ダウンヒルでどうだ?」
「かまわない」
俺のはどちらでも行けるからな
「俺は 高橋隼人 この黒いスカイラインのドライバーだ」
握手を求めてきた
「俺は 桜井舞人 ご存知のようにこいつのドライバーだ」
俺はスープラをさしながら言った

握手をし
頂上のグリッドにマシンをあわせる

カウントはシビックのドライバー
藤井とかいってたな

「いくぞー 5,4,3,2,1 GO!!!」
スタートした
あいて
なれた動きをしているのはすぐわかった
なぜならスタートダッシュで俺が負けたからだ

勢いよく加速していくスカイライン
俺はそのとき重要なものを見逃していた
後に重要なことになるものを

この峠はテクニカル
FRで再加速するときは難しいアクセルワークを必要とする
そうじゃなきゃその場スピンだ
俺はこの連続コーナーの限界速度を認知しているからな
コーナーが勝負かな


ギャギャギャア
パァン
スープラのおたけびがこだまする

その前をスカイラインが優々と走る

一番目のヘアピン ここから連続ヘアピンだ
俺はベストのブレーキをしたが
抜けるどころか差を付けられた
「・・・・・」
言葉を失った
第二のコーナー
俺は限界での突っ込みを見せるが
差は縮まらない

第三ヘアピン
ストレートで多少は追いついた
俺はそのときありえないようなものを見た
ブレーキは俺より短く
アクセルをオンオフ
「ばかやろおぉ、スピンするぞ」
しかし俺の予想を裏切った
スピンするどころか軽々とコーナーを抜けて加速していく

俺はそれに機をとられていた

ガリィィィィ
「はっ」
ステアの反応に遅れミラーを壊してしまったさらにサイドを削ってしまった

車体はバランスを失い
回転する
俺はアクセルを抜きステアで立て直す
再度の衝突は免れた
正面からスカイラインが上ってきた
音で気づいて戻ってきたようだ

その後俺は
相手のスカイラインは
GTs−tではなくGTs−4つまり4WDモデルだったことを知った
さらにアテーサを追加していたことも
納得行く説明をありがとう

その後病院行きだったのはいうまでもなく
またこだま先輩たちに説教された
今日は一人追加されたけどね

続く

後記
太陽です
次は入院編かなぁw