夕食も終わり、片付けを済ませた2人
その後は麦兵衛の部屋で今後の舞人の事について盛り上がっていた(笑
そして・・・・・

「そろそろお風呂の時間だね」






桜舞う・あぷろーち 外伝2話





何気なく出てきた麦兵衛の言葉
だが、桜花はその言葉に敏感に反応していた

(お風呂・・・・・麦兵衛さんと・・・・・う、うわわわ〜・・・)

どうやら先日の星崎温泉での自分の妄想(第10話参照)を思い出したらしい
見る見るうちに顔が真っ赤になっていく
一方の麦兵衛はというと・・・・・

(とりあえず桜香ちゃんに先入ってもらって・・・・その後はどうしようかな)

この後のことを考えていたので桜花の様子に気づいてない模様
だが、数秒後に彼は史上最大のビッグイベントを迎えることになる

「よし、それじゃ「麦兵衛さん!!」ど、どうしたの桜香ちゃん・・・・」

突然声を掛けられ驚く麦兵衛と顔が真っ赤なままの桜花
そして桜花の口から出た言葉は・・・・・

「えっと・・・・そ、そのぅ・・・一緒に・・・入りませんか?・・・・・」

顔をこれ以上にないほど紅潮させながらカミングアウトする桜花
麦兵衛は予想外の言葉に目を点にしている
しかし彼も煩悩の誘惑に勝てなかったらしく・・・・

「お、俺でよければ・・・・是非・・・・」

と、こちらも顔を真っ赤にしながら答えるのであった
その返答を聞いた桜花は「すぐに用意してきます!!」と言って部屋に着替えを取りに行った
その間、麦兵衛が桜花との混浴に胸を躍らせていたのは別のお話・・・・・





―そして浴室―

とりあえず服を脱いで先に入った桜花
だが麦兵衛はというと・・・・・

(うっ・・・桜花ちゃんの着ていた服・・・・って白いショーツがずれて見えてる!!・・・鼻血が出そうだっ・・・)

男の子らしく脱衣所で最初の試練にチャレンジしていた(笑)
だが桜花を待たせるわけにもいかず、覚悟を決めて風呂場に入る

「お、お待たせ・・・・・桜花ちゃん」
「は、はい・・・・・麦兵衛さん」

両者とも顔が真っ赤になっている
背中合わせで入浴する二人
ところが・・・・・・

「桜花ちゃん・・・・そっち向いてもいいかな・・・・・」
「っ!!・・・・・は、はい・・・・でも・・あまり見ないでくださいね・・・・・」
「・・・・わかった」

麦兵衛が一世一代の大博打に出た(笑)
桜花も多少の抵抗があったみたいだがやむなく了承
そして・・・・・

「桜花ちゃん・・・・綺麗だ・・・・凄く綺麗だよ・・・・」
「あ、あまり見ないでくださいってばぁ・・・・恥ずかしいですよぅ・・・・」

恥ずかしがって身を縮こませる桜花
だが、麦兵衛は目の前の芸術ともいえる桜花の体に目線が釘付けになっていた
仕方ないであろう なにせ桜花は高1でありながら85・58・86というナイスバディなのだから

「・・・・・っは!!ご、ごめん桜花ちゃん!あんまり綺麗だからつい・・・」
「む、麦兵衛さんするいです・・・そんな事言われたら怒れませんよぉ・・・」
「・・・・ごめん・・・・」

そう言いつつ桜花を抱きしめる麦兵衛
桜花はもう抵抗する気力もない様で為すがままだ
だが、いい加減二人とものぼせてきたので体を洗うことにした

「麦兵衛さん・・・背中洗いますね♪」
「ええ!?う、うん・・お願いします・・・」
「はい・・・・♪」

そして洗い始める桜花 その表情はとても嬉しそうである

「麦兵衛さんの背中大きいですね・・・」
「そ、そうかな・・・」
「はい・・・とても逞しくて・・・男らしいです♪」

そう言って抱きつく桜花
麦兵衛は背中に当たる2つの柔らかな感触にドキドキしている
やがて背中を流し終えると今度は麦兵衛が洗うことになった

「桜花ちゃんの背中・・・白くて綺麗だ・・・」
「や、やだ麦兵衛さん・・・・あまりジロジロ見ないでください・・・」

そして洗い始める麦兵衛
だがその動きはどことなくぎこちない よって・・・

「あっ・・・くふっ・・・んん・・・・・」
「お、桜花ちゃん・・・もしかして・・・・背中弱いの・・・?」

桜花は真っ赤になりながらコクンと頷く
麦兵衛もこれはまずいと思い即座にその役目を終えた
そして風呂からあがろうとしたその時・・・・・

ツルッ

「えっ?あっ、きゃあっ!!」
「あ、危ない桜花ちゃん!!」

ドンガラガッシャーン・・・・・

もつれ合いながら倒れる二人
だが、麦兵衛はとっさに桜花のクッション代わりとなり下に潜り込んで仰向けになっていた
そして桜花はその上にうつ伏せになって覆いかぶさっている つまり・・・・

「だ、大丈夫かい桜花ちゃん・・・(む、胸が当たってる・・・)」
「す、すみません・・・・膝打ったみたいで立てないんです・・・・・」
「・・・・え゛!?」

と、年頃の男の子には非常にマズイ事態ができあがっていた
麦兵衛も流石にこの事態には対処できないらしく頭が混乱している
すると麦兵衛の愚息が反応してしまい・・・・・

「・・・・?む、麦兵衛さん・・・・?な、なんだか硬い物が・・・・・」
「え!?あ、あのそのえっと・・・つまり・・・・その・・・・」

どうやら当人たちの意思とは無関係に事態は悪化していく
桜花も麦兵衛もパニクって身動きが取れない
さてさて一体どのような事態になることやら・・・・・・




END




後書き

外伝2話終了!!ではサラバ!!
桜花「あー!!秀一さん逃げましたよ!!」
麦兵衛「逃がしはしない!!追うよ桜花ちゃん!!」
華蓮「ちょっと、あ・・・・行っちゃった・・・」
翠「まぁ内容が内容ですしねぇ・・・・・」
「「というわけで今日は2人で締めます。ご感想、ご意見はBBSかsyuu1kun@navy.livedoor.comへお願いします では!!」」