第4話
合同テスト
TIサーキット
ファァァアアン
重低音が響く
記者会見後にテスト会が再開された
まず舞人が乗りこみ
コースインした
今年からタイヤメーカーが
横浜からブリヂストンへ
変わった舞人
確かめるように走る
今までは追い抜かれている側だった舞人は
今は、追い抜く側で300クラスをパスしながら
コースを駆け抜ける
そして
ピットへ滑り込むように戻った
BasiLPIT
ゴォフォフォフォフォフォフォ
BasiLPIT前に止めて
舞人が窓を開け
駆け寄るつばさに言う
「なんかさ、リアがすごくすべるんだけど
あと、すこしハンドルもおかしいから見ておいて」
というとドアを開け
マシンから降りて
PITの奥へ入っていく
それをつばさたちは見送った
山彦「八重樫さん、ハンドルがおかしいってありえないよ
さっき新品をつけたんだから」
と山彦が言うがつばさは
つばさ「一応見ておいて、あとリアのサスペンションもよろしく」
というと 奥に入っていった
山彦「ハンドル解体するぞ〜、そっち用意してくれ」
PIT奥
はぁ・・・・
ため息をはくほど走ったのは久々だ・・・・
かなりのじゃじゃ馬だが
あとは整備次第だな・・・・
「ふぅ・・・・ あーつかれ・・・とぅぁぁぁぁああああああ!!」
背中に冷たいものを感じた
「な、なんもする!!」
慌ててみると
雪村「先輩、おつかれさまでーす」
とチームのジャケットを着て笑顔で雪村が
ドリンクをもって立っていた・
雪村「それと先輩、方言出されても誰もわかりませんよ・・・」
う、・・・・・
とりあえず俺は
ドリンクを受け取り
一気に飲み干した
テスト終了後 夜 BasiL事務所・ガレージ
「んがぁ〜、ん・・・ん?何時だ?・・・」
さっきまであったマシンや人がいなくなっていた・・・
午後8時・・・
テスト後至急ガレージに向かい
最終調節をし
パーツの新品への交換も行われていた
それを見つつ俺は、寝ていたらしい・・・
「だれも、起こしてくれないんだな・・・」
俺はそうつぶやき
自分の車のあるところに向かった
その途中明かりのついている部屋があった
?1「ん〜、八重ちゃんやすまなくていいの?」
?2「や、ゾンミだけ働かせるのも酷でしょ」
と話し声が聞こえ
俺は迷わずドアを開けた
「うぃーす」
あけると
二人の視線は俺に集まった
「残業か?」
と俺が聞くと
希望「ん、もう帰るところだよ」
と体を伸ばした状態で希望がいい
つばさも
私も帰るかな
といいながらそばに来る
つばさ「飯、食べに行くよ」
というと俺の腕を引っ張っていく
つばさ「ゾンミも行くよ、ほらあんたは車出す」
と俺は誘拐されていく。
俺の意見や人権は・・・
某ファミレス
つばさ「よっし、食うぞー!」
と、恥じらいもなくメニューから
片っ端から注文していく
希望「桜井くんは?」
と不意に俺に振られ
「ん?ああ、クラブサンドとコーヒーで」
軽く食えて無難そうだからだ
ふと隣を見ると・・・
見覚えが・・・・
向こうもこっちを見て
秀一「お、舞人君!いっしょにどう?」
翠「皆で食べたほうが楽しいですよ♪」
隼人「そうだな」
希望「じゃあ決まりだね」
つばさ「よっし、食うぞー!」
といつのまにか女性陣が話を
まとめおれをまた、引きずっていく・・・
秀一「それはそうと舞人君。今年から500に出てきたんだ」
と秀一さんがバクバクと食べながら聞く
舞人「ええ、チーム変わったんで・・・・って秀一さん凄い食いっぷりですね」
翠「秀一さんは昔からですよ」
昔からねぇ・・・
希望「昔から・・・・って翠ちゃんと永田さんって幼馴染なの?」
と俺の横から顔をだして聞き始める
翠「はい。中学の時の先輩なんです」
秀一「あれ?翠ちゃんと星崎さんって知り合い?」
希望「はい。広報繋がりでよく相談しあってますよ」
翠「希望さんとは高校の時知り合ったんです」
つばさ「みどりんとは仲良かったもんね〜。ゾンミも私も」
舞人「そうだったのか・・・」
秀一「仲良かったのか・・・・・」
隼人「3人とも、ねぇ・・・・」
(((もしかして、百合の花園状態?)))
太陽(マテヤ)
秀一「へ〜。翠ちゃんも顔広いんだな」
と、ごまかすように無難にフォロー(?)をする
隼人「まぁ人それぞれですよ」
と秀一さんのパートナーである高橋さんが話を閉じる
秀一「違いない。あっ、店員さん。餃子もういっちょ」
舞人「って、まだ食うんですか!?」
希望「うわぁ・・・・凄いねぇ」
つばさ「うっ・・・・さすがに胸焼けするわ」
と女性二人は、腹に手をあてて
なでるような動きを見せる
俺も胸焼けしそう・・・
続く
久々に書きあがりました
いやはや最近バイトで忙しくなり
なかなか書き上げられなく
お待たせしちゃってました
これからはがんがんいけるようがんばります
それでは〜ノシ