第2話
TOYOTA公開テストレース

「八重ちゃん、と言うわけなの・・」
ピットは静まり返った
「星崎さん、むちゃだよ
いくらうちのチューニングカーでも
向こうのチューニングカーにはプロが乗っているんだ」
と、作業服を着た男
相楽 山彦
がとめるように言うが
「ん、いいんじゃない?」
とつばさが言った
「「へ?」」
男二人(山彦、むぎべえ)は変な声を出した
「ゾンミの気がすむなら」
と言い
奥の更衣室に入った

舞人は
競技許可をもらい
準備万全にしていた
そこへ
「桜井さん、もうすぐ開始しますので
用意でき次第、
6番グリッドへお願いします」
そう言うとスタッフは
次のマシンのところへ行った

スターティンググリッド
1:TRD CELICA TURNING CAR
2:BasiL CELICA
3:tom's cheicer
4:TRD MR-S
5:supra
6:Maito supra

サーキット内に声が響き渡る
『さあ、TIサーキット トヨタレース
 一般参戦車とチューニングカーレース
 今、グリーンシグナル』

つばさも、好スタートした
だが、あっという間に抜かれていく
気づいたら
後ろに舞人が迫ってきている
「っ!」
ブレーキングが遅れた
慌ててブレーキを踏んだため
車体が横を向き始めた舞人の前をはしっていた
スープラにぶつかる瞬間
ガン
フロントに衝撃がはしる
舞人のスープラがセリカのフロントを押し
リアのスピンを無理ありとめていた
その間にスープラは通り抜け
舞人のスープラはそのままはね返されタイヤバリアにぶつかる
つばさのセリカは
勢いが無くなりそのまま
とまった

その後すぐにイエローフラッグが振られた

舞人のマシンは走行は可能であったが
リタイアになった
そして、つばさも
自走でピットエリアへ入った
そこへBasiLスタッフが掛けつけた
「牧島、八重樫さんの方へ行ってくれ
 俺は、こっちをやる」
そう言うと山彦ははしり
舞人のスープラへ掛けつけた
「おい、大丈夫か?」
とドアをあけ中を見る
そこには
「ああ、あぶないやつだなあいつは」
というとよっこらせと言いながら
出てきた
「あーあ、帰れなくなっちまったぜ」
といいながら倒れた

BasiLの専属医師
霧島拓哉に見てもらったが
二人とも無傷だった
舞人は睡眠不足だった・・

つづく


後記
ごめんなさい
短かったですTT
登場マシンと同時進行だっため
どうも本編が・・・
三話から本格的に内容スタートです
言っちゃえばここまでは序章かもしれません(笑