あたしの名は八重樫 つばさ
これでも一応資産家の一人娘だから多少の無茶はできる
だ・か・ら・・・・・
「つばさお嬢様、ターゲットを発見しました。」
「よっしよくやったエアロ(AIの名前ね)!!早速プランA行くよ!!」
「了解。交通状況サーチ開始します」
舞人のデータ入れたAI搭載した車作ったりできるんだよねぇ♪
桜舞う・あぷろーち 第3話
え?どうやって追跡してるんだって?決まってるじゃない♪
衛星に舞人のデータ入れておいてエアロに受信させてんのよ
ちなみにゾンミも同じ事してるけどね・・・・・(確かサンって言ってたっけ)
今日はゾンミは用事で遊べないって言ってたからね
舞人と一日ドライブしまくってその後・・・・うわー、あたしってばいつの間にこんな女になったんだろ
ちなみに今の格好は白のブラウス&黒のミニスカ&黒のニーソックス
ふふふ、舞人の奴、下着とか見えたら焦るだろうな〜
「交通状況サーチ完了・・・・プランA遂行準備オールクリア」
「よっしゃいっちょ行きますか!! おーい。舞人ー!!遊ぼー!!」
「ん?やえが・・・・んな、なんだこの高そうな車は!?ま、まさかガライヤか!?」
「まま、そんな事は気にせず、さあ乗った乗った♪」
「あ、ああ・・・・お邪魔します」
恐る恐る乗り込んでくる舞人
や、そこまでびびらなくても・・・・・
まあ、おいそれと買える車じゃないからしょうがないか
「つばさお嬢様、準備はよろしいですか?」
「おわ!い、今の声はどこから!?」
「申し送れました、私はこの車の補助を担当しております、エアロと申します。以後お見知りおきを」
「あ、ああどうも。桜井 舞人です。よろしく」
「へへー。あたしが基礎設計したんだよ。ね、エアロ♪」
「はい、つばさお嬢様。」
舞人ってば驚いて言葉も出ないって感じだね
ほんっとにわかり易いなぁ舞人・・・
ま、そこがこいつのいいところでもあるんだけどね・・・・
「んじゃエアロ、ナビ頼むよ。」
「了解」
「んで、どこに行くんだ?あまり金のかかる所は勘弁願いたいんだが」
「だいじょぶ!つばさちゃんに任せなさいって!!」
「あ、ああ・・・・(ふ、不安だ・・・・)」
んふふ、さぁてと・・・・舞人とあたしの輝かしい未来に向かって突っ走りますか!!
「まずは服買いにいきたいんだけど。舞人も買えば?」
「ああ、そろそろTシャツが欲しくなってたしな・・・・で、どこで買うんだ?」
「あたしの行きつけのブティック。舞人もあたしの服見立ててよ」
「そうは言われても・・・・俺女の子の服なんてわからないぞ」
「いいの。舞人の好みで選んでよ(っていうかそれが狙いなんだけど)」
「むぅ、了解・・・・・」
んで、ブティックに到着したんだけど、いやぁ面白かったわ。
舞人の奴、私がわざと下着とか見せると顔真っ赤にして慌てだすし・・・・・
でも、舞人ってミニスカ&ニーソックス好きだったんだねぇ(汗
「いよっし、次行ってみよう!!」
「あ、ああ・・・・」
お次はこれまたあたし行きつけの喫茶店。ここのアップルジュースは美味しいんだよねぇ
「到着〜♪ちょっとお茶していこうよ」
「ああ・・・・ってここはラ・パルティータ!?」
「れ?舞人知ってんの?」
「ああ。マスターが俺の兄貴分なんだ。奥さんとも知り合いだしな」
「へ〜。(チャンス!!色々と舞人のこと聞けるかも)」
そう言いつつ私達は店内に入っていった・・・・んだけど
「よう舞人。彼女連れか?可愛い子じゃないか」
「いらっしゃい舞人君。ここでデートするの?」
「そ、そんな関係じゃないっすよ俺達。今日はこいつに」
「始めまして〜。舞人の嫁候補の八重樫 つばさでっす♪」
「んあ!?お、おいちょっとまっ・・・・」
「「ほほ〜う・・・・」」
あ。今二人の目がキラーンって・・・舞人は顔が青くなってる・・・
「では、お客様。こちらへどうぞ。ちなみに拒否権は与えませんのであしからず♪」
「か、勘弁してくださいよ華蓮さん!!」
「人生諦めが肝心だぞ舞人♪ま、犬に噛まれたと思って諦めろ♪」
「アンタも楽しそうに言ってんじゃねえええええええ!!」
ま、舞人が壊れた・・・・こりゃここに来る楽しみが一つ増えたわ。
これからも舞人つれてここに来よっと♪
そして舞人の話で盛り上がっている間、舞人が顔を青くして震えていたのは別のお話・・・・
そして数時間後、すっかり満足したあたしは舞人を家に送るべく車を走らせていた
「今日は楽しかったよ、舞人♪」
「それは何よりだ・・・・・俺はもう疲れきってるがな・・・・」
「つばさお嬢様、この近くに星崎様の反応があります」
「え?ゾンミが?どうしたんだろ?」
「星崎が?まさか俺の家にいるんじゃ・・・・・」
舞人の家・・・・あり得る!!
まさかあの子今日止まっていく気じゃ!?
ゾンミは見かけによらず行動力あるからねぇ・・・・・
さて、到着・・・・ってやっぱいたじゃん(汗
「お兄ちゃんお帰りなさい。希望さん遊びに来てますよ。今日は泊まっていくそうです」
「舞人く〜ん。お帰りなさ〜い♪お世話になりま〜す」
むむむ・・・・このままでは舞人が夜這いされる恐れが・・・・
「あいつ俺を夜這いする気じゃあるまいな・・・・」
「あ、あははは(汗。あり得ない事もないね。ゾンミは結構えげつない所あるし」
「っとに、勘弁してくれよまったく・・・・」
そう言ってガックリと項垂れる舞人
こうなったらあたしも!!
「エアロ、今日はもうシステム落としていいよ。あたしも舞人の家泊まるから」
「了解です、お気をつけて、つばさお嬢様」
「んな!?お、おい何をいきなり・・・・」
「ゾンミが泊まるならあたしも負けちゃいられないって!!」
「そういう問題じゃないだろう!!」
ふふふ、反対しても無駄なのにねぇ・・・・
「あ、つばささんもお泊りですか?なら部屋用意しないと」
「え〜?八重ちゃんも〜?せっかく舞人君と桜花ちゃんとで新婚気分味わおうと思ってたのに〜」
「ふふん、そうはさせないよ。」
「お、俺の話は誰も聞いてはくれないのだな・・・・・・」
あ、舞人が凹んでる・・・・ま、諦めてもらおっかな♪
あたしだって舞人に夜這いした・・・・ゲフンゲフン
ま、まあゾンミ放っておくと何するかわかんないしね・・・・・
そしてあたし達は夜遅くまでこれからの事について盛り上がっていた
舞人は明日は早いからと言ってもう寝ている
さあてと・・・・
「ゾンミ?」
「八重ちゃん?」
「「参りますか」」
「頑張ってください。お兄ちゃんはこれ位やらないと気づきませんから」
桜花ちゃんに見送られて舞人の布団に潜り込むあたし達
ん〜♪舞人の匂い〜♪それに暖か〜い♪
「気持ちいいね〜♪」
「いや全く。こりゃ参ったね。気持ちよすぎだわ」
そして程なくしてあたし達は深い眠りに落ちていった・・・・
お休み。ま・い・と・・・・・・♪
そして朝起きたら、舞人が「なんだこりゃあああああ!!」と言ってパニクったのは別のお話・・・・・
後書き
第3話終了!!今回はつばさメインだ!!
つばさ「へへ〜。舞人とデートだぜ〜♪」
希望「いいな〜。八重ちゃん」
舞人「お、俺の扱いって・・・・・」
ま、頑張りな。よっ、この女殺し!!あ、もちろん希望とのデートも書くからな。待っててくれい。
希望「えへへ〜。やった〜!!」
華蓮「良かったわね希望ちゃん」
翠「私は出ないんですか?」
ん〜・・・・・微妙だね。ま、努力します。では・・・・・
「「「「「「ご意見、ご感想は掲示板かsyuu1kun@navy.livedoor.comへお願いします。では!!」」」」」」