ここには二人の
少年、少女が住んでいる

二人はまだ、学生ではあるものの
左の薬指には将来の契りがあった

二人はただ、契りを交わしたわけではなかった

とても、とても
つらく困難な
難関を突破して今
幸せが訪れたのであった


「樹〜、遅れるよ〜」
私は玄関の前で扉を片手で押さえながら
部屋の中にいる愛しい少年へ呼びかける
愛しい少年はあわてながらも
しっかりと靴を履き
部屋を後にした


通学路
私は、愛しい少年と登校している
今思えばこうなるとは思っていなかった
あ、忘れてたけど
私は、一之瀬 響(きょう)
花の女子高生
隣にいるのは、私の婚約者の
来栖(くるす) 樹
頼りなさそうだけど
私のことを一番想ってくれる人
そんな彼と私は同棲をしている
もちろん親はすぐには許さなかった
けど
婚約を持ち出したら
あっさり承諾した
見も心もささげちゃってるからね♪
自分で言ってても恥ずかしい(照)
♪〜〜〜

学校の校門
私はそこで見たのは
リボンの色からすると2年生?
の男子生徒と女子生徒
男子生徒は私と樹の後輩の
桜井 舞人(まいと)だ。
いつも、にぎやかで回りに笑顔を絶やさない
でも普段は親友の相楽くんと一緒だけど
今日は違うみたいね
なんか、女の子に言い寄られているみたい
うん
とうとう春が着たんだねぇ・・・
私も今は
きゃ〜〜〜〜♪


女子生徒「ねぇ、今度の試験の約束、覚えてるよね?」


私はすれ違いざまにそう聞こえた
どうやら舞人に言ってるようだけど
約束・・・・
なんか私たちみたいだね
そう模造の恋人
IMITATION LOVERだった私たちを



IMITAION or TRUTH
それは、約束から始まる模造と事実の恋物語

原作:それは舞い散る桜のように BasiL様

   Imitation Lover     light様



設定:太陽

文: 秀一
   太陽
(50音順)

(C)Imitation Lover Light
(C)それは舞い散る桜のように BasiL