「樹〜はやく〜」
晴れた公園に彼女の声がよく響き渡る
桜の満開のこの公園に
True lover where cherry blossoms flutter
文:太陽
桜が満開で風が吹くと数枚の花びらが舞う
この公園で
僕、来栖 樹はコンビニのビニール袋をもって
彼女、婚約者でもある
一之瀬 響と歩いている。
休みを利用し花見にきたのだった
一之瀬は、僕の前をはしゃぐ様に歩いている
「ね〜、樹〜ここにしょ〜」
と満開の桜の下を確保していた
「ああ」
僕はビニール袋からシートを取り出し
一之瀬が取った場所に敷いた
敷いた途端一之瀬は
「いっちば〜ん」と
靴をぽいっと脱いで
座った
そして僕も手を引かれるままに座った
袋からコンビニで買った
500mlのペットボトルとお菓子を取り出し
のんびりとした時間を楽しむ
数ヶ月前まであわただしかった僕らは
今、桜の下で二人そろっている
学校でもいろいろいわれたが
今では公認カップルにもなっているらしい
そのせいか、後輩が相談を持ちかけてくることもある
そして
園村さんとも・・・
「せんぱ〜い」
そして僕に背中から抱きつく
「おわっ」
そう、和解した
そして今は
「円香!!樹にくっつかないの!!」
と、騒がしい日々をまた
送れるようになった
これも、また平凡な生活なのかも知れない
いや、幸せな生活かもしれない
でも
「僕の人権は?」
「「ない(です)!!!」
いいのだろうか・・・
続くかもしれない
後記
久々に書きあがりました〜
Aprilぎりぎりですorz
異色でImitationLoverを書いてみました〜
樹×響が好きなので
そこに園村嬢も絡めて見ました
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