甘くも程よいお菓子

文:太陽


クリスマスの夜
俺は、あの大木のところにきていた
数時間前に、ことりと大喧嘩をしてしまった
我ながら、嫉妬深く独占欲が強いのが伺えた
・・・・・
・・・・
・・・
・・


数時間前
ことりが街中で俺の知らない人と歩いていた
仲良く腕を組んで・・・
偶然俺はそれを目撃してしまった
うれしそうに会話をしている

俺はその場を逃げるように走った・・・

気づいたら桜の木の本に来ていた
そう、あの大木に
俺はそこで、しばらく体を木に預けていた


ことりと会う約束があったが
大幅に時間に遅れてしまった
だが、俺は知りたかった
どうしてなのかが・・・・
俺は
率直に聞いてみた
がことりは
「え?見間違いじゃないの?」
と即答された
ただ、ことりは目を合わせない・・・
俺はどうしても聞きたかった

そして

俺はだんだんじれったくなり
大喧嘩になって今に至る・・・・

ひとり寂しいクリスマス・・・

音夢は本土の学校で用事があるらしく帰ってこない
さくらは、学園でのパーティー

だが俺は
学園のパーティーにも行く気にならなかった
かったるい・・・・


翌朝
俺は、
1通の手紙を受け取った
どうやら、ばあちゃんの知り合いらしく
俺も昔あっていて
本土で和菓子屋をやっている
その人から
和菓子が好きだったことが書かれており
もし進路がなければ店に来ないか?
との誘いだった・・・


続く